⑨ ひらのまり-ステンドグラス-

和歌山県岩出市生まれ
アパレル会社勤務時代にステンドグラスの文化・技法に魅了され、アーティスト活動をはじめる。
西洋から伝わってきたガラスの断片を繋ぎあわせることで成り立つステンドグラスに、ひらのまりが加えた「間」は日本文化との親和性を高め、独自の作風を生み出している。そこには変わらないものも変わり続けるものも根本は一つであるとする不易流行の精神性が反映されており、作品を通して新しい在り方への模索と物事の本質とは何かを問い続けている。

【作者の声】
根来旧街道沿いにある築約300年の古い日本家屋で生まれ育ちました。
高校までを和歌山で過ごし、幼少期の思い出にはいつも根来の風景がありました。
和歌山を離れてからも帰省する度に、生まれ育った根来地域の魅力を改めて感じることが年を重ねるにつれ増していきました。
そんな中で、今回の本イベントに参加させていただけることに心から喜びを感じています。